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学術研究の集積(幌延地圏環境研究所)

幌延地圏環境研究所【幌延ライズ】についてご説明いたします。

研究所設立のあらまし

開所式の様子
幌延深地層研究センターの立地を契機に、幌延町では、学術研究の集積による地域の振興を図ることを目的に「深地層研究施設整備促進補助金」を活用した「地層科学研究構想」を発案し、平成13年度には専門家委員会を設置し研究構想の取りまとめを図り、翌年度には、研究計画の立案、海外視察の実施、フォーラムを開催する等、同補助金による「事前調査事業」に取り組んできました。

その結果、平成15年6月には幌延深地層研究センターの地下施設(深地層研究施設)を活用して独自の研究を行うには、事業主体を(財)北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)とする「幌延地圏環境研究所が発足しました。
このように、幌延地圏環境研究所は、幌延町が長年、熱心に国に働きかけ実現した「地域密着型のマチの研究所」であるといえます。

幌延地圏環境研究所の最大の特徴は、装備された最先端の研究機器を駆使し、幌延深地層研究センターの地下施設を利用するなど、幌延地域の地層に関わる情報を、岩石力学、微生物学、地下水理学などの立場から多角的に捉え、地球の環境保全に役立てることであり、地球環境の改善に地下空間を利用する研究や地域の生活や産業に有用な研究を進めています。

幌延町としては、幌延地圏環境研究所でなされる研究活動が、今後、地域の活性化や発展、生活環境の向上等に寄与することを期待すると共に、研究スタッフの方々と町民、特に子供たちとのコミュニケーションを通して、町民の総合学習意欲が向上し、子供たちの科学的な創造性が刺激されることを期待しています。
将来的には、幌延地圏環境研究所が天北地域の様々な研究機関と連携しあい、地域の産業と密接に関連した研究や技術開発が行われ、北から世界へ向けて情報が発信されることを願っています。
  • 幌延地圏環境研究所の写真
  • 延地圏環境研究所の周辺地図

研究所設立の経緯・沿革

●2001年04月
核燃料サイクル開発機構幌延深地層研究センター開所

●2001年12月
幌延町は、同センター深地層研究施設を活用する試験研究等に交付される
「深地層研究施設整備促進補助金」を利用した新たな研究所構想の検討に着手

●2002年05月
幌延町は、新たな研究所設立に向けて「事前調査事業」の補助金を申請

●2002年10月
幌延町は、地圏フォーラム2002を開催(平成14年度「事前調査事業」)

●2003年04月
(財)北海道科学技術総合振興センターは「地圏環境研究推進室」を設置

●2003年05月
(財)北海道科学技術総合振興センターは「施設活用試験研究等事業」の補助金を申請

●2003年06月
(財)北海道科学技術総合振興センターは幌延町に「幌延地圏環境研究所」を開設
(石島洋二所長:北海道大学大学院工学研究科教授)

●2003年11月
最先端の研究機器が装備された新研究施設を開所、研究所員12名体制で研究事業を本格化

●2011年05月
石島所長の逝去により、所長に(財)北海道科学技術総合振興センター事務局部長 大味 泰 氏が就任

●2012年04月
所長に北海道大学大学院工学研究院教授 金子 勝比古 氏が就任

地質学的な特徴と幌延地圏環境研究所の目的

幌延町が置かれる地質学的な特徴 
  • 幌延町周辺を覆っている新第三紀の堆積地層は、北海道北部から本州の新潟に至る日本海側の地域に広く分布する我が国の典型的な地質の一つといえます。
  • 北海道北部地域は、北米とユーラシアの二つのプレート境界に位置すると考えられており、一つの活動帯であることが報告されています。
  • この地域の低地には湿原が発達し、そこを埋める泥炭などの堆積物には気候や海水準変動の記録が残されています。  

幌延地圏環境研究所の目的
  • 幌延町が置かれている地質学的な特徴を背景に、かかる地層の地下情報を、地球物理学、地震学、地質工学、環境地質学、微生物学などの先端的研究手段を駆使して多角的に捉え、それを地下環境や地下空間開発に役立てます。
  • 幌延深地層研究センターが建設する地下数百メートルにわたる地下施設から得られる情報を、地圏環境研究事業に役立てます。

幌延地圏環境研究所の研究活動

幌延地圏環境研究所は、幌延町周辺の堆積岩や湿原などを研究の対象とし、これらを「堆積岩の研究」、「微生物の研究」、「地下水の研究」の三つの視点から多角的に研究しています。






問い合せ先・担当窓口

財団法人 北海道科学技術総合振興センター 幌延地圏環境研究所 [幌延ライズ]

  • 〒098-3221 天塩郡幌延町栄町5番地3
  • 電話番号:01632-9-4112
  • FAX番号:01632-9-4113

最終更新日:2012年04月02日

発信元: 総務企画課

  • メールアドレス: somukikaku@town.horonobe.lg.jp
  • 電話番号:01632-5-1111(総務担当)/01632-5-1114(企画担当)
  • ファックス:01632-5-2971

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