幌延町ゼロカーボンシティ宣言について
幌延町では、地球環境に配慮した持続可能なまちづくりに取り組み、豊かな自然を次世代に繋ぐため、令和5年3⽉9⽇開会の第2回幌延町議会定例会において、「幌延町ゼロカーボンシティ宣⾔」を行いました。
ゼロカーボンシティとは
環境省により「2050年に二酸化炭素を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表した地方自治体」を「ゼロカーボンシティ」と定義しています。背景
近年、気候変動に起因する異常気象により、日本国内のみならず世界中で自然災害が多発しており、その規模も激甚化しています。こうした気候変動は、二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの増加による地球温暖化の進行が原因と考えられており、そのリスクは更に高まることが予測されています。
このことから、2015年12月に採択されたパリ協定では、「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする」とされ、2018年に公表されたIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の特別報告書では、「世界平均気温の上昇を1.5℃に抑えるためには、2050年までに温室効果ガスの実質排出量をゼロにすることが必要」とされています。
これを受けて、政府では2020年10月に、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指す」ことを宣言しました。
カーボンニュートラルとは
カーボンニュートラルとは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの人為的な排出量と、植林や森林管理などによる吸収量を均衡させることを意味します。カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減 並びに 吸収作用の保全及び強化をする必要があります。
今後の取組について
第6次総合計画の重点戦略として掲げた再生可能エネルギー事業の推進や、公共施設等における省エネ化、ZEB化の推進など、2050年までに幌延町の二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す施策を検討し、町民や事業者の皆様と一体となり、地域全体で脱炭素社会の実現に向けて取り組みます。最終更新日:2023年04月07日
発信元: 住民生活課
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